バックヤード・Backyard
富山県中央植物園スタッフの奮闘をお伝えます。
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うりずんの季節
 「うりずん」とは【潤い初め(うりおいぞめ)が語源!】沖縄の方言です。冬が終わり、木々がいっせいに芽吹き、草花はその彩りを増し、大地に潤いが増す時期を表します。沖縄では「うりずん」は2月頃をさしますが、富山県では5月ですね

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うりずん


 里山の木々はまさしく「潤い始めました」、人で言うと若き肌でしょう。風呂上りに水がはじかにようになったら、要注意。うりずん不足です

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 遠くに、雪をかぶった、山々、富山の「うりずん」の風景です。

 今回、上市町の「穴の谷」まで、名水を汲み行きました。富山県では、蛇口から出る水ですら、良質な水であるのに、さらに名水を求め、穴の谷まで、行きました。 名水は、特に良好な水質と水量を保ち続けて古くから土地の財産となってきた湧水・地下水・河川などのことであるらしいが、「名水」といえる水の明確な基準は存在しないので、富山の水道も「水道名水」でいいのではないか・・・

 まぁ、富山は名水の宝庫ということで、穴の谷の水汲み場まで、見かけた植物たちを紹介します。

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 まずは「タチツボスミレ」。日本のスミレ属は種類が多く、さまざまなものが各地に見られます。花がほぼ同じ時期に見られので、それぞれ混同して扱われている場合が多いです。タチツボスミレは日本ではよく見かけるスミレです。タチツボスミレの特徴は、 茎は地中にあり、短いが、成長すると茎は地表に伸びて立ち上がります。葉は始めは根際からでますが、、茎が伸びると葉もそこにつくようになり、丸っこいハート形で、花は薄紫。

モウセンゴケ

 モウセンゴケ発見!、葉の一面にある腺毛からは、甘い香りのする粘つく粘液を出す。これに釣られるなどしてやってきた虫がくっつくと、粘毛と葉がそれを包むように曲がり、虫を消化吸収あします。そう、食虫植物です。そう珍しいものでもなく、湿った明るい斜面を気にしながら見ると、発見できます。しかし栽培は難しく、見つけても、そのままにしておいてあげましょう。

キランソウ

 紫色の奇麗な花を発見!キランソウです。 開花期の全草は筋骨草(きんこつそう)という民間薬です。、「病気を治して地獄の釜にふたをする」ということからジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)という別名があります。

ユキグニミツバツツジ

 ユキグニミツバツツジは花が終わってから枝先に三枚の葉がつくことからこの名がついています。日本各地には、トウゴクミツバツツジやサイコクミツバツツジ、コバノミツバツツジ、ダイセンミツバツツジ、キヨスミミツバツツジその土地ながらのミツバツツジ類が見られ、雪の多い日本海側に広く分布するのが、ユキグニミツバツツジです。

イカリソウ

 トキワイカリソウです。福井県より西では紅紫色、それいより東では白色になります。不思議ですね。なぜ、地理的に色が変わるのか、花の色は、昆虫と関係があると思われます。花粉を運ぶ昆虫の種類が福井県を境に違うのか?そういえば、うろ覚えですが、そんな論文があったなぁ・・・。引っ張り出してみます。たぶん昆虫だったような気がします。花の形も変ですし。

ホオノキ
 ホオノキです 。ホオノキには強い他感作用(アレロパシー)を示します。 つまり、ホオノキの周辺には植物が生えにくいわけです。したがって、ホオノキの樹冠下では、他の植物が生えることは少ないのです、天然の除草剤ってとこでしょうか。
 葉は芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、朴葉寿司、朴葉餅などに使われる。また、落ち葉となった後も、比較的火に強いため味噌や他の食材をのせて焼く朴葉味噌、朴葉焼きといった郷土料理の材料として利用されています。
 材は堅いので下駄の歯(朴歯下駄)などの細工物、また、水に強く手触りが良いため、和包丁の柄やまな板に利用されたり、ヤニが少なく加工しやすい為、日本刀の鞘にも用いられていました・・・OH SAMURAI.

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と、思っている間に、水汲み現場です。竜の口に、ホースとは???、なんか竜がかわいそう。 苦しそうに水を出しているような感じがします。何とかならんかね・・・この緑のホース。水管20リットル2つに、10リットル2つで合計60リットル、60kgです。

地獄の坂

この坂を、まず1回目、20リットルの水管を2つを両方の手で、合わせて40kgを一気に駆け上がり、そして、10リットルの水管を両方の手で、合わせて20kgを、一気に駆け上がるのか。これは、高校時代の特訓を思い出すぞぉ・・・。地獄の他の部員を背負っての坂ダッシュ。25年前の話、今は絶対無理。心のもう一人は「やれ、お前ならできるじずじゃ」と悪魔のささやきが・・・・
ベルトコンベア

 少し脇に・・・・ おぉ、便利なものがあるではないか、坂の上まで運んでくれる、コンベヤです。40過ぎて、無理をして、体を痛めるよりは、機械に頼りましょう。合計60kgの水管を坂道階段を運ぶのは、熱血高校生時代で終わりにします。でも一度挑戦してみようかなぁ。 まずは体力をもどしてからでないと、逆に体を痛めることになるでしょう。何とかの冷や水という年ではないが、心は高校生の初々しいままでKEEP!


台車


さぁ、あとは駐車場まで台車に乗せて、運びます。駐車場まで約400m、通路は曲がりくねり、左下は谷です。道路は谷に向かって傾斜し、さらに柵はありません。子供づれだと、子供は台車を押したがります。最後のカーブの谷底には・・・・・・・

水管の墓場

 水管の墓場となっていました。たぶん、幾人の子供たちが、最後のカーブを曲がり切れず、コースアウトし、水管は谷底へ転げ落ちてしまい、さらにひき上げる気力も体力もなく、放置されたのでしょう。たぶん今シーズン(3月下旬ころから)でこれだけ落ちたと思われます。
 実は、わが娘は、去年調子ぶっこいて、この魔のカーブを曲がり切れずに、台車と水管もろとも奈落の底に落ち、台車と水管、娘を引き上げるのに大変苦労した覚えがあります。それがトラウマとなり、水を汲み行くと、「はぁ、行くわけ、水道水で十分じゃ」と行きたがらず、言っても尾根側の脱兎のごとく右側を走ります。むろん台車なんて押すわけもありません。
 娘よ、その時、父は台車と水管が威勢よく転がり、お前まで谷底に落ちる姿を見て「こりゃ、引き上げは大変じゃ・・」と落胆しぞ・・ トホホ・・・・




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雑草たち
 植物園ボランティアの皆さんです。4月に新調したオレンジ色のスタッフジャンパーを着て植物園オリエンテーリングの打ち合わせ中です。植物園オリエンテーリングとは、植物に関するクイズを解きながら園内を巡るゲームです。内容は植物の基礎的な事柄が問題となっていますが、たまに意地悪な問題もあったり、少しひっかけ問題あったりで、なかなか頭を使うゲームとなっています。
 ボランティアの皆様にはイベントや日常的な活動などで、手助けしていただいています。皆さん快く、お手伝いくださり感謝しております。本当に優秀なボランティアの皆さんです
オリエンテーリング
 現在世間では「ボランティア活動」は多岐にわたって行われていますが、誰かのために、自己犠牲の上で行われるボランティアは、すでにボランティアではありません。誰かのためではなく、自分の心が命ずるまま、そして、活動により心が嬉しくなる行為がボランティアであると考えます。従って、活動内容は無関係であり、「誰のためでなく、自身の心が命ずるがまま、行動に移し、その活動を通して、自身と対象者と喜びを共有できる」行為こそが、尊ばれるボランティア活動であると思います。手助けを「してあげる」とか、「してやる」とか、上から目線となった場合、いずれボランティア対象者は「親切の押し売り」、「ありがた迷惑」を感じるでしょう。そして、ついには「望まれていない不適切な活動までにエスカレートし、大きな障害」となってしまします。その際、ボランティア実施者が「良い事をやっている、してあげる」のに、何故迷惑がられるのか・・・理解できない。これは、ボランティア実施者が「やってやる、やってあげる=感謝しろ!」という動機付けに基づいていることに気付かないことに起因し、ついには「ボランティア実施者」が煙たがれる存在となってしまうんです。こうなると互いに不幸であり、ボランティアが崩壊した瞬間といえるでしょう。
 幸い植物園ボランティアは、皆さん、そこんとこちゃんと理解し、活動しておられるので、いつも感謝しております。日本一のボランティアと誇りに思います
 「日いずる国」では文部科学省の大臣が「大学におけるボランティア活動に対し単位制を導入」とか、本当に間抜けなことを言っていました。単位制導入などしたら、もはや、単位修得のための講義であり、ボランティアではないのです。しっかりと「ボランティア」を学んで欲しいもんです


ツワブキ植え替え


キク植え付け準備

  植物園では、サトザクラが開花すれば、温室に入れてあった「熱帯性植物の放牧??」が始まります。冬の間、ギュウギュウに詰め込まれていた植物達を温室外に出し、さわやかな五月の風に当て、眩い日の光を当て、背伸びをさせてあげます。また、鉢の中で、グルグルにまいた古い根を切り、そして、地上部が、きれに散髪(剪定)をしてあげて、新しい芽を誘引させます。その作業段取りで思案中です。これから、多量に発生する、放牧作業。どう、うまく、スムーズにやっていくか、時間はあまりありません。一気にやってしまいましょう

ヒメオドリコソウ
温室近くの、圃場では、草ぼぉぼぉです。この季節、畑の畔道や、空き地のなどの土がある場所では、必ず目にする植物ヒメオソリコソウ(姫踊り子草)です。 ヒメオドリコソウはヨーロッパ原産の越年草で、日本では明治時代中期に帰化したました。花の形が,笠をかぶった踊り子の姿を思わせることからヒメオドリコソウと名前が付いています。在来種ではオドリコソウがあります。オドリコソウは葉が緑だけ、花の段が広いの対し、ヒメオドリコソウはオドリコソウより背丈が小さく、葉が茎の先端になるほど紫色がかるのが特徴で、花の段が狭く、詰まっているので簡単に見分けられます。

 ヒメオドリコソウと一緒に見られる植物としては、タンポポがあります。
タンポポ綿毛
 タンポポはとても身近な植物です。タンポポは花が終わると、花は一度地面に伏せて、そしてグングン伸び、花よりも高い位置に綿毛をつけます。風で遠くまで種子を運んでもらうために、少しでも高い位置に綿毛を出します。風で運ばれた綿毛が湿った地面に着陸すると、綿毛が湿り地面にくっ付き、そこに種子を留まらせます。綿毛は飛ぶだけの道具ではないんです。
 タンポポは、朝つぼみを開いて夕方にしぼむ運動を繰り返しますが、毎日つぼみの外側から順番に小花が開き、1日花・2日花・3日花と開花する小花の数が増えていきます
タンポポ花
たぶん、2日目花かな?花序の中心にまだ開花していない小花がありますね!
タンポポ花
うむぅー!たぶん、3日目花でしょう。すべての小花が開花しています。
 一つの花の開花期間は、通常3日から4日間といわれています。タンポポの開花は天気の影響を受けます。晴天や半曇りで太陽の光がタンポポに当たる場合には開花しますが、雨の日には全く開花せず、曇天の日もほとんど開花しません。
 この性質については、太陽光の影響だけによるものなのか、気温の影響も受けているものなのか、あるいは植物に存在すると言われる体内時計の影響を受けているものなのか、まだよくわかっていないようです。身近なタンポポではわからないことがあります。わからないから楽しい!わかったつもりは恐ろしい
 日本にはタンポポの仲間では在来種だけでも10種類ほど知られています。身近にみられる「タンポポ」は明治初期に帰化した「セイヨウタンポポ」です。花の下「総苞片が大きく反り返っている」のが特徴です。またセイヨウタンポポは冬を除き何時でも花が咲いていますが、在来タンポポは花が咲くのは春だけです。 セヨウタンポポは年中花が咲き、さらに受粉しなくても、種ができます。そのため繁殖力が強く、日本全国に広がっています。では在来のタンポポはどうなったか?、大丈夫ちゃんと生きています。そもそも、「セイヨウタンポポ」と「在来タンポポ」は生態的な適地が異なっております。在来のタンポポは緑の多い所で他の草と混じって生えますが、セイヨウタンポポは道路や学校、土手などの人の生活と密接した所に生えているため、相対的在来タンポポより多く見えるのです。実際調査してみれば「セイヨウタンポポ」と「在来タンポポ」の実態がハッキリするのかも、小学校などで手掛けてほしいテーマです。何事もやってみなければ解らない
 しかし、一つ厄介な問題が「セイヨウタンポポ」と「在来タンポポ」にあります。両者の雑種が報告されているんです。これは在来タンポポの危機です。このままでは、「純粋な在来タンポポ」は存在しえなくなります。外来種問題で一番厄介なのがこのような近縁種が帰化することによる在来種の遺伝的汚染です
 屋久島の幻のラン、貴重な立山の高山植物は、みんな大切に保護しよう!と盛り上がりますが、足元のタンポポを見てください。危機的状況を目前としています。まずは身近な植物を見つめ直すのもいいのではないでしょうか。当たり前にあるものが、気付かずに本質が変わってしまう前に、対処したい。在来タンポポみたいに以前は普通に見られていた植物が植物園などの隔離された環境下でしか「純粋な在来タンポポ」が見れないとは哀しいことです。まずは身近なもの、当たり前にあるもの、に目を向けて、関心を持ってもらいたいものです。「あぁタンポポね!、ふっと綿毛を飛ばすやつ!」だけではなく・・・・
 このような、普通にある植物に対しても、調査研究し、それらに関する情報を発信するのも、「BOTANIC」がつく植物園の重要な使命でもあります


ご主人様の愛機
 ご主人様の愛機、HONDA CB250 FC301 初期型 ホンダ ホーネットです。1997年生産ですので、かれこれ、生産されてから15年、もはやクラッシクバイクです。ホンダ ホーネットには900cc、600cc、250ccがあり、これは250ccです。ホーネットはスズメバチを意味し、こいつは250ccで小さいので、ご主人様は「子蜂」と呼んでいます
休暇日の晴れた日、ふらりと、いずこにか出かけます。(雨の日や、寒い日は乗りません。バイク傷むし、濡れるし、寒いし、地獄ですし・・・根性無しです

 最近の車、バイクはコンピュターで制御され、いつでも快くエンジンスタートですが、こいつは、昔の機械ですので、整備を怠ると、すぐに機嫌が悪くなります。もう世話が焼けます。世話が焼ける分かわいい奴です。 
 でも、機会は定期的に整備してこそ、本来の性能が引き出せるので、整備なしで何時でもOKは少し怖い。いつか、予告なく突然エンジンご臨終となる可能性大です。機械には、当然なことながら感情がありませんが、昔の機械は、手をかければ、それに応えます。 まるで生きているかのように感じます。誰かの歌に「どうしたんだ?、ヘヘェィ、ベイビー、バッテリはギンギンだぜ、何時ものようにきめて、ぶっ飛ばそうぜ!」、これ!すごく理解できる。そして「紅の豚」で「がんばってね!エンジンちゃん」の台詞、これもよくわかる

 ただでさえ、年式の古いバイク、さらに排気量は非力な250cc。道の駅などで、カッコイイ新型の大型バイクやBMWやハーレーのような高級バイクと並んで駐車すると、肩身は狭い。思わず隅っこに駐車!でも、こいつのことを誰よりも熟知しているので、いざ走り出せば、誰にも負けやぁせん!単車に乗せられるのではなく、単車と一体になる。 まるで手足が単車と繋がっている感覚は、なんとも言えません。この愛機としか感じ得ない

ホーネット

 おっと、危ないですね!コーナーの手前ではしっかり減速「スローイン、ファーストアウト」。もう四十越えの、ヘナヘナライダーですので、安全運転!10代のころような、反応はできません。だいたい40代で、頑固として旧式バイク乗っている奴は、10代を引きずり生きています。最近はABSも付いてるぞ!「バイクでABS!!!!なんだそりゃ???さらに危険?」と感じるのは40代連中でしょう。

走る

 この相棒と一緒のときに、青春がフラッシュバックするのは分かりますが。安全第一。風を感じ、季節を感じ走るのが、本来のライダー。 たまに、煽られたりしますが、そんな時は、左に寄せて、右手でどうぞ先へ・・・・・煽るやつは漏れそうで、焦っているいる」と解釈しましょう。車内でもらしたら大変です。優しく、早く便座にすわってっね!
 こう考えると、無理な割り込みとか、無理な追い越しなどなど、路上で出くわす腹立たしい行為に対し、寛容になれます。なんったて「漏れそうなんですから」。こりゃ緊急事態です。快く許してあげましょう。

 ゴールデンウィーク、お車でお出かけの際は、安全運転で楽しんでください。もれそうな奴は優しくしてあげましょう
さくら散る・・・
 富山県中央植物園の「[さくらまつり」は4/16に終了しました。満開だったソメイヨシノも、昨日の強風で、全て散ってしまい。並木沿いの池には、桜の花びらが風に流され、池の隅に帯状に集まっています。毎年見事に開花するソメイヨシノですが、散った後も、真に見事です
池のさくら

これは、今年の駐車場に植栽されているコブシです。去年は(下の写真)枝いっぱいに花がついていましたが、今年は花が数輪でした。花芽は昨年の夏ごろには既に形成されていたはずです。今年の冬の寒さを、去年の夏には既に予測し、開花数減らし、冬の寒さに耐えるためにパワーを温存していたのでしょうか。
コブシ展開
今年のコブシ

コブシ花
去年のコブシ

 昔はコブシの花の咲く時期と見て、農作業の暦とされ、地方名では「田打ち桜」「田植え桜」「種まきザクラ」等と呼ばれています。しかし、今年はコブシの花が極めて少ない、梅雨の大雨、巨大台風襲来、猛暑、逆に冷夏など心配になります。コブシの気まぐれでありますように願うばかりです。最近は災害が多く感じるので尚更気になります

パンジー

 我が家の庭の鉢植えのパンジーです。パンジーは丈夫で育てやすく、この時期園芸好き家庭の花壇を賑やかにしてくれるアイテム草花でないでしょうか。
 パンジーはスミレもしくはサンシキスミレから分化したものと考えられ、花色は紫、青、白、黄、橙、赤、濃青など、黒と緑以外は全ての色があるとされるほどカラフルです。サイズも直径10cm近くなる巨大な花を咲かせるものもあります。花の中心部に紫や赤の模様を「ブロッチ」といい、パンジーの特色となっていますが、ブロッチのない品種もあります。中央の花弁が結合する部分のスジはヒゲと呼ばれています。花の大きさ、ブロッチやヒゲの特性などでパンジーの品種は区別されています。
 特に小型のパンジーをビオラということもありますが、「ビオラ」はスミレ属の全般を示し、個別の植物を示してはいません。ビオラといってしまうと、パンジーも含まれてしまいます。あぁ、ややこしい
 英語の「パンジー:pansy」は「女みたいな男」や「女々しい男」、男性を侮辱するときの呼称として使われています。最近、格好も、気概も女々しい野郎が周りによく見かけるようになったなぁ・・・・。「お股にぶら下がっているものは、飾りかぁ・・・・」。男子たるもの、男を主張する小道具、例えばマッチョ、イカツイたファッション、無精ヒゲなどの小道具は無意味!なおさら貧弱さを露呈し、さらにはその発想は稚拙すぎ!要はハート!「やせ我慢ができること!」、「卑怯に生きないこと!」、これにができれば、カッコイイぞぉ!。自身に問いかけて、日々男磨きです。我が家の男子たるものの家訓でもあります

ノースポール
これは「ノースポール」春の花壇で定番ですね。 我が家でも、庭には毎春植えています。なんせ苗が安いし、見栄えがよろしい!ノースポールは、キク科 フランスギク属の半耐寒性多年草です。しかし、高温多湿に極端に弱いため、日本では、蒸し暑くなる6月頃には姿を消してしまいます。花付がよく株全体を真っ白に覆うように見えるところから、北極を連想させ、「ノースポール北極圏」という名が付いています。春に咲くのに、北極とはいかがなものか?

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 ワイルドストロベリーです。去年3株購入し、今年15株に増えました。テレビなどで「幸運を呼ぶ植物」として一躍有名!元気に育っていますが。何にもおこりません。何も起こらないのは、多分に「不幸ではない」からでしょうか。誰もが「不運、不幸」には敏感ですが、「幸運、幸せ」に関しては鈍感で、気づいていないことが多いと思います。「不幸」、「幸せの」は個人的な見解が強く、「貧しくとも、幸せ」、「お金持ちだけど、なんかつまらない・・・・」とか、個人差が大きいのが「幸せの定義」。何をもって「不幸」とするか「幸せ」とするか、個人の感ずるがままでしょう。なので、他人と比較し、「不幸」とか「幸せ」とか測るのは、極めて無意味でしょう。それでしか「幸か不幸か」を認識できない場合は、自ら不幸になりたいとしか思えません

 日々の生活に感謝し、最後に「あばよ!」といって、あの世に旅立ちたいものです。これが私の幸せの基準です

春祭りとパラグアイオニバス
 前回のブログでは、サカキとヒサカキについて、記述しました。神社の中に「奉納&%#老人会真榊(サカキ)」と記載されている看板を発見!やはり、ヒサカキ(非榊)では、ちょっと、神様も降りにくいかと・・・と思うんでしょうね
 朝っぱらからの草むしりの後は、午後から、子供おみこしの始まりです。
おみこし1
 この中には、神様がいる・・・・とどなたがが言っていましたが。 おみこしの中は空っぽです。何にもないんです。神様はみこしにはいないし、たぶん神社にも、教会にも、ムクスにもいない、いつも留守。どこにいるんでしょうか。
 ご主人様は、私にこう説明します。
「神様は、自分の心の中にいつもいます。心の中にあるもう一人の自分が、本当の神様です」。良いことが起こったとき、調子いい時、逆に悪いこと、哀しいこと、寂しいことがある時心の中の神様を忘れてしまい、ついには他のインチキ神様を語る、占い師とか、宗教にハマってしまうのです。いつでも、どんなときにも、大人、年寄り、子供に関係なく誰もが持つ、心の中の本当の神様がいる。世界中の人たちの心の中にいる本当の神様同士が語り合ったら 日々のつまらない争いが消え、そして平和に暮らし、穏やかに死を迎えることができるのです・・・・・。ご主人様、意味がわかりません
 おみこし2
 30軒を超える、家や商店の前での、「わっしょい、わっしょい」です。頂きました花代は児童会の活動資金として、活用させていただきます。ありがとうございます。神様はおみこしに、いませんが、訪れた、家、商店の皆様の心の神様が、子供たちの小さな神様に、「子供たちのこと、見守ってください」と語りあっているでしょう
 おみこし3
 おみこし終われば、公園で、お菓子食べて、ジュースやコーラ飲んで、大はしゃぎです。まぁ、子供としても、30軒も周り、おみこし担ぐわけですから、そりゃ、いやになってくるでしょう。その役目から解放された時は、「野に放たれた犬」のようでした。おっと、「つくし」みたいですね。子供たちの心の神様、よろしくお願いしますね。この子たちを人の姿に導いてください

 さくらまつり、春祭りも終わり、植物園では、夏のイベントの準備が始まりました。一昨日さくらまつりが終わったばかりですが、今から始めないと、間に合わないイベント、それは
オオニバスに乗ろう
 そう、夏休みに開催される「オオニバスに乗ってみよう」です。毎年500名近くが、乗ります。乗っている葉はパラグアイオニバス、4月に種をまいて、大きくしていきます。
オオオニバスの種
 これが種。パチンコ玉大です。1週間で発芽し、4か月後には直径1.5mの葉が現れます。
パラグアイオニバス
 富山県中央植物園はサクラもすごいですが、オオニバスの栽培とそのノウハウにかけては日本一で、もしかしたら世界一かもしれません。オオニバスの葉が占める面積は1ヘクタールの池の半分になります(ギネス狙っています)。また富山県中央植物園は南は沖縄から北は北海道までの植物園のうち、パラグアイオオニバスの苗や種子を希望する園に提供しています。これも、「パラグアイオオニバスの生育特性の研究」から得られた知見により、日本全国の植物園に富山県中央植物園が貢献している姿でしょう。やはり「Garden」だけではなせない技・・・・・・「Botanic」がついてないと、ここまではできません
オオニバス発芽
 今は、ヒーターで水温を保ち、芽が出るのを待ちます。来週の今頃には、芽が出ているでしょう。夏休みには、葉に乗った子供たちの喜ぶ姿が目に浮かびます。
 まってろ!世界最大の葉に乗せたる!夏休みの思い出に・・・・・。1学期しっかり勉強してね




春祭り
 富山県中央植物園では4/13~16日にかけて、さくらまつりが開催され、本日終了!。準備には3カ月要し、イベントあれこれ、ご来園下さる皆様に、春一番のイベントを楽しんで頂く作戦は成功したと思います。4日間に約1万7千人の方々が富山県中央植物に足を運んでいただきました。ありがとうございます
 帰り際の、「よかった」、「すごくきれい」とか、「コンサート楽しい」とか、展示の解説がわかりやすい、オリエンテーリングは楽しい!とか、スタッフは期間中、大変大忙しでしたが、その言葉が嬉しくて、尻尾があれば、ぶんぶん振りまくっているところでしょう。また、植物園ボランティアの皆さまの、ご協力あり、特に電脳ガテン系ボランティアには、入園案内から受け付けまでやっていただき。感謝感謝です
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ライトアップされたサクラ並木は、鏡となった池にその姿を映し、まことに美しいかぎりでした。

ご主人様の町内では、明日、春祭りです。やっと「さくらまつり」も終わったところなんですが、今日は朝っぱら6時から地区の神社の清掃に駆り出されておりました
速星神社草むしり
回覧板では朝6時スタート!。6時に行くと、すでに作業は終盤。ご年配の町内重鎮の方々は、さすがに朝が早い。いや違う早いのではなく、目が覚めるのが早いのか?、「遅いと」、叱責されても、確か6時スタートのはずでは・・・・・・・。これ以上反論はすまい。なんせ重鎮ですから、大先輩方の指示に従いましょう。でも確か6時のはず・・・・
速星神社お祭り準備
おぉ、のぼりも立ちました。なんて書いてあるのか、何を意味するのかは分かりません。ご主人様はクリスチャン、アーメン、ソーメン、8番ラーメンです。因みにラーメンは野菜の塩味が大好きです。
神社といえば「サカキ」という植物は切っても切れない。サカキは漢字では「榊」と書きます。日本では古くから神事に用いられる植物です。サカキはツバキ科の植物で、関東以南の比較的温暖な地域に自生しています。サカキの語源は、神と人との境であることから「境木(さかき)」の意であるとされています。
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サカキの枝の先がとがっています。古来から、植物には神が宿り、特に先端がとがった枝先は神が降りるよりしろとして考えられていました。なので神事に使われているのです。玉串とか呼ばれているのかなぁ?。家庭の神棚にも捧げられていますね!
しかし、今日行った神社では、境内にサカキはなく、
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ヒサカキが、植えられ、さらに、富山県では各家庭の神棚にはヒサカキが捧げられています。何故???サカキは関東以南の温暖な気候域に分布しますが、それ以北にはなく、サカキと同じツバキ科のヒサカキが代用されます。しかしサカキの学名は、Cleyera japonica、一方ヒサカキはEurya japonicaで、同じツバキ科であるが、属が違います。簡単に言いますとチータとライオンの違いほどあります。またヒサカキの枝先はとがりません。どうやって神様は降りてくるんでしょうか?サカキとは「真榊」と呼ばれ、一方ヒサカキは「非榊」と呼ばれています。見分けるこつは、葉が違います。葉が小さく、鋸歯がある(ぎざぎざしている)ならヒサカキ、表面がツルツルしていて、ふちがぎざぎざしていない全縁ならサカキです。
神様はヒサカキでもOKですか?。ちゃんっと人間界に降りてこれますか?
神社の清掃、祭りの準備の中で、こんなこと言ったら大ひんしゅくでしょうね・・・・・!そもそも属レベルでサカキとヒサカキは異なるとか・・・・
ふっと思っただけです。分布が違うので、ヒサカキが代用されてのでしょう。しかし、ライオンに代わりにチーターとは・・・ライオンキングの代役はチーターで務まるのでしょうか。信ずる者は救われるので。万事OKってことで


さくらまつり
昨日4月14日(土)はあいにくの雨で、さらに寒かったので、花見としては少しばかり、つらい日でした。今日4月15日(日)は朝から快晴、風もなく、花見に最適な日となりました。
花見
午前10時頃の様子です。たくさんの方々が、お弁当を広げ楽しんでいました。これほど屋外に人がいるのは、ソメイヨシノの開花時期だけです
オリエンテーリング
子供達は、ソメイヨシノの関するクイズを解きながらサクラ並木を巡っていました。少し難しい問題もありましたが、なかなかの正答率でした。今日一日で500人も参加していただきました。
花販売
入園口では、春の花々や植木などが販売されています。植物園前ですので、買った後の育て方なども教えてもらえます。
駐車場整理
オレンジ色の2人はスタッフです。どんどん入ってくる車の整理に駆り出されております。
「さくらまつり」は明日までです。是非ご来園ください。


雨のソメイヨシノ
「さくらまつり」2日目、あいにくの雨で、寒い。しかし開花は着実に進んでいます。
雨のソメイヨシノ

雨のソメイヨシノ
傘をさしつつ、サクラ観賞です。明日は日曜日で天気予報は晴れ、花見には絶好な日和となるでしょう。また風もない穏やかな日であれば、池に映るサクラは格別です


サンライトホール内では富山県内のサクラについて研究発表が行われました。

「富山県中央農業高校」によるショウキョウジテマリザクラの無菌培養に関する発表がありました。将来の活躍が期待できます。研究の発展をお祈り申し上げます
富山県中央農業高校

富山県中央植物園サクラ専門家による、県内サクラの特徴などが紹介されました。彼はこの時期、大忙しです
さくらの専門家


VITA折り紙クラブ会員によるサクラの折り紙展です。かなり精巧に折られています。さくら以外にも色々な花がみられます。
折り紙展

折り紙タンポポ
さくらよりタンポポの折り紙は、本物そっくりで、びっくりしました。

呈茶

呈茶コーナーです。仕事に、家庭に、日々忙しい・・・さくらを観賞し、お茶で一服してリフレッシュ
速星中学校茶道部
セーラー服の学生は「速星中学校茶道部」の皆さんです。着物姿のご婦人と混ざり、お茶を出していました

明日は日曜日、天気も恵まれそうです。ご来園をお待ちしております



第1回「さくらまつり」始まる
 本日4月12日から「さくらまつり」がスタートしました。16日(月)までの4日間、午前9時から午後9時30分(入園は午後9時まで)開催されます。
 今年の冬の厳しい寒さのため、開催期間中にソメイヨシノが果たして開花するのか・・・・とやきもきしましたが、今日から開花が始まりました。

開花2

 まだ一割程度の開花ですが、15日(日)と16(月)には、満開の状態となると思われます

開花

12日の朝9時頃の桜並木の様子です。全体にピンク色ぽっいのは蕾が目立つからです。しかし、午後5時には、白っぽい部分がはっきりと、目立つようになってきました。明日、明後日、明々後日と状態はよくなっていくと思います

開催前には、朝からスタッフ総出で準備に追われ、なんとか順調に「さくらまつり」が運営されています

看板カーバー

まずは、駐車場や入園口で混乱しないよう、案内看板の設置です。スムーズに車や人が流れるように、要所に看板を設置していきます。

NHK

夜間開園のライトアップの情景をNHKが中継することになり、園内には中継車が入ってきました。夕方6時30分からの中継で、朝9時からの準備です。お茶の間では、「中継かぁ・・」となんとなくテレビを見ていますが、その準備、調整は大変なものでした

チューリップテレビ

もう一台中継車が入ってきました。チューリップテレビです。桜並木の東側はNHK,西側はチューリップテレビによって、生中継されました。すごいぞぉ・・・違うチャンネルで同じ時間に中継です

さくらもり
園内では「とやまさくらの守の会」によるサクラのガイドが実施されました。詳しい解説で、参加者たちは聞き入っていました。

また子供たちを対象に、ソメイヨシノについてゲームを通して学ぶオリエンテーリング「ソメイショシノを知ろう」が開催され、親子70名が、参加し、「ああでもない、こうでもない」と問題版の前で取り組んでいました。

オリエンテーションさくら

午後7時からは、「コンサート和洋楽器の調べ」では、ピアノ、胡弓などで美しい音楽が奏でられていました


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期間中、園内ガイド、オリエンテーリング、企画展示、コンサートなどが開催されます。是非、足を運んでください
さくらまつり
 今年の冬は寒かったですね。おぉ寒い・・・と、例年なく寒さを感じ、ご主人様は、年をとったから寒く感じるのか???と勘違い。間違いなく、今年の冬は寒かったと断言します。ご主人様は一番寒い2月に、常春の地「中国雲南省」に20日も出張し、一番寒い時期に富山にいなかったくせに、「おぉ寒い」と言っております。ご主人様の「中国雲南省の珍調査」については、後日報告ってことで。

 植物園では、「さくらまつり」準備で、スタッフは目まぐるしく、大忙しです

花のプロムナード_convert_20120412200937

 約300m、90本のソメイヨシノの並木も、つぼみが膨らみ、枝先が赤っぽくなってlきました。

さくら開花_convert_20120412200855

開花しているサクラ発見!、今日の陽気で明日は、周りの蕾たちも一気に開花すると思われます。

さくらクイズ2_convert_20120412200731

「おりゃ!、そりゃ!」と杭を打ち込み、気合い十分に・・・・ 「さくらまつり」に実施される「ソメイヨシノの知ろう」のクイズ板設置です。植物園で「ソメイヨシノ」のうんちくを得て、その後の花見でご披露して下さい。なかなか話題になりますよ

サクラクイズ1_convert_20120412200709

完璧にすぎる設置です。全問正解はどの程度でしょうか?少しいじわるな問題もあります

電気1_convert_20120412201149

夜間ライトアップの照明のチェックです。当日、照明がつかないと、話になれません!、隣にある池に鏡のようように映る桜はまさに幻想的です。この風景は、富山県中央植物園だけでみられる、息をのむ美しさです。ほんの15日、16日が最高な日になるでしょう。

枝落とし_convert_20120412201032

先日の、爆弾低気圧と11日の暴風で折れた枝の撤去です。クレーンの先のボックスで、折れた枝や、危険な枝を取り除きます。安全に、快適に花見をして頂くため、抜かりはありません。90本全てを調べます

坂上さん_convert_20120412201008

ガテン系電脳ボランティアが、入園口でパソコンを設定中です。4月から始まった、年間パスポートのカード読み込みの検査中です。忙しい中、設定の確認と、「さくらまつり」に限って開かれる「東入園口」への設定も、やっていただきました。年間パスポートの技術的アドバイスから、その後のメンテナンスまで、本当にお世話掛けます。もっと、いろいろ、電脳的アドバイスお願いします。植物園スタッフは植物に関しては詳しいけど、それ以外は・・・・・、たよりにしてまっせ・・・
 
さくらまつり1_convert_20120412200832

「さくらまつり」に関わる、サンライトホール内イベントのための模様がえです。まずはキッズコーナを片づけ・・・小さな子どもたち、しばらくは、桜を見てね


さくらmつり2_convert_20120412200556

続いて、大きなパネルの移動です。展示物やコンサートに合わせ、サンライトホールを改装していきます。朝からスタッフ全員でかかり2時間も費やしました。

呈茶_convert_20120412201112

呈茶コーナーの準備です。さくらを鑑賞し、お茶を一つ、いかがでしょうか。このお茶は最高ですよ!

いよいよ、「さくらまつり」明日開催です。今年の冬は寒く、開花が遅れ気味ですが、まつり後半はきっと素晴らしい「さくら」が
皆様を迎えてくれるはずです。行事ももりだくさん、是非ご来園ください








春の妖精たち
 園内のサクラもは、もう間もなく開花します。頭上のさくらもいいですが、園内の「クリ・コナラの森」で林床を、見てみると、この時期にしかみられない、かわいい花を咲かせている植物があります。一株の花は長くて1週間、個体群全体でも1ヶ月も開花しているでしょうか
カタクリ_convert_20120409150626
 その代表が、カタクリです。地上に顔を出すのは4月で、雪解け直後に地上に顔を出し、すぐに花を咲かせ、終わり、本格的な春がくるころには地上には葉しかありません。その葉も6月ころには黄色くなって枯れてしまします。夏と秋、そして冬は地中の球根ですごします。地上に姿を見せるのは初春のわずか2ケ月もあるでしょうか。うつくむように開花する姿は、いじらしいですね。このような植物の一群をスプリング・エフェメラル=Spring ephemenal とよんでいます。直訳すると「春の儚いもの」、「春の短い命」というような意味で、「春の妖精」とも呼ばれています。おぉ・・いいねぇ!特に「春の儚いもの」、粋ですね
 昔は、カタクリの地下の球根が片栗粉を作っていたらしい、球根は細長く、大きいものでも鉛筆の太さぐらい、一体どのくらいカタクリを採れば、いいのだろうか。現代では片栗はジャガイモなどから作られるので、カタクリを採ることもないのだが、昨今、個体数が減少しているらしい。落葉樹林が減少し、常緑樹林(冬でも葉っぱがある林、カシの仲間、シイの仲間の林)に代わってしまって、カタクリが生育する環境が減少しているのが原因ではないかと思います。しかしカタクリの球根から作った片栗粉、どんな味でしょうか、デンプンは精製されるので、片栗粉自体に味は変わりないかと思います。

 カタクリのように春先に花を咲かせ、夏までの短い間に光合成を行って地下の栄養貯蔵器官や種子に栄養素を蓄え、その後は春まで地中の地下茎や球根の姿で過ごす、という生活史を持つ植物が、落葉樹林の林床にはいくつもあり、それが生育している森林の林床は、春先にとてもにぎやかになります。カタクリ以外にも、富山県では近くの丘陵地に行けば、
キクザキイチゲ_convert_20120409150650
紫色のかわいい花を咲かせているキクザキイチゲがみられます。これらは、すぐに姿を消してしまいますので、今の時期、自然観察などで、丘陵地に出かけたら、林床を見まわしてみることをお勧めします。

 やはり、儚いものは美しい。儚さだけに、グダグダを省き、その魅力をストレートに、飾りをつけずに現れるんでしょうか。人の世は、グダグダ多すぎます

研究施設でもある!
 研究施設および何らかの調査研究を行い実績をあげている植物園の英語表記では Botanic とか Botanical 「植物学的な~・・・・」という意味の形容詞がつきます。Gardenだけでは単なる庭園とか、花や木がある公園になってしまいます。富山県中央植物園の英語表記は「Botanic Gardens of Toyama」なので、ニュアンス的には「富山県中央植物園=富山県による植物学的調査研究をしている植物園」となるんでしょうか。我が国は各地にたくさんの「~植物園」、「~ガーデン」、「~園」、「~苑」がありますが、おそらく Garden だけの要素しか持ちえず、Botanic がつく富山県中央植物園では調査研究活動も行っています。なんたってBotanic Gardens of Toyama ですから

さて、Botanic Gardens of Toyama の研究施設を少しばかり紹介しましょう。

培養棚

 これは組織培養の育成棚です。たくさんの試験官に入った苗が並んでいます。周りには厳密に温度と湿度が管理された装置が並んでいます。奥の部屋は無菌室となっており、そこで種子培養や植物の組織の一部から培養を行っています。難しい話は専門外なのでわかりませんが、絶滅危惧種の遺伝子保全や新たな品種創作の基礎的研究が行われています。最近の成果としては「センノウ」という幻の植物の正体を突き止め、増殖に成功しています。後は、絶滅危惧種のミズアオイの繁殖やサギソウなど、いろいろあって全てあげられません。

顕微鏡

 光学顕微鏡と実体顕微鏡がある部屋です。さっそく、観察中です。光学顕微鏡では主に染色体、花粉、きのこの胞子などの構造を観察します。実体顕微鏡ではおしべ、めしべ、葉、果実、種子などの微細構造の観察に用います。
 ご主人様は染色体の観察で、よく光学顕微鏡を覗いています。じっとレンズを覗き、3時間以上、昼食も忘れ没頭しています。たまに失敗もあり、染色体の影すらない場合もあります。その時は「ちっ」と舌打ちです。染色体の観察は、前処理という過程が非常に重要。観察には、細胞分裂が盛んな根端分裂組織(根の先)を採取し、それを幾度が薬品を変えて、観察となります。細胞分裂が盛んな根の先を見極め、採取時間、処理温度、処理時間など様々なことを吟味し観察となります。その過程で一つでも間違えていると、顕微鏡下ではゴミが散在した形でしか見えず、染色体の片鱗すら拝めません。ほんとうに1日かかり、結果が、すっからかんの場合、途方に暮れますが、どうしても知りたい気持ちが優先するので、幾度でもチャレンジし、いい状態の染色体に出会えるまで、試行錯誤の連続です。いつもスムーズに、バッチリを期待するんですが、世の中そう甘くはなく、挫折と、なにクソの繰り返しです。何事もそんなもんでしょう!

電子顕微鏡

なにやら薄暗い部屋で、ダイヤルを右に、左にひねる。ここは電子顕微鏡室です。光学顕微鏡で見えない、さらに細かな構造を観察する場所です。どうも変だ、何かが変で、光学顕微鏡、実体顕微鏡で突き止められないことは、電子顕微鏡で・・・
やっぱり、花粉の表面の構造や、葉の毛やら、形が違っていることが判明したりします。しつこく、粘り強く、突き止めると、答えがあるもんです。

野外調査

 一番大切なことは、野外調査、基本中の基本。すべての研究の始まります。 自生地には、すべての植物の本来の姿が表れています。「私は、あいつと似ているけど、実はここがこう違うんです。あいつと一緒の種類と思わないで、お願い気がついて、私の個性を・・・・」と訴えている植物あり、逆に、「毛は茶髪で、つっぱていて、皆と別ものと思われているけど、心は違いはなく、他と同じでいいやつ」とアピールしている植物もいます。
 野外調査ではそれを見極め、それをどう扱うか、どう整理するかの入り口です。国内、海外とでかけますが、どちらにせよ
珍事件は恒例で、「ほくろの位置が悪いのか、それとも星座?、干支?、政治?、血液型が悪のか・・・」と考えます。いいかげん慣れました。同行者は「あぁ・・やっぱり、こうか」と嘆きますが、一向に気にしてないようです。
 野外調査では、植物たちが研究のヒントを投げかけてきます。それを逃さないように、どうでもいいことでもすべて記録します。これを「あぜ道考察」とか「タバコぷかぷか考察」とご主人様は勝手にで呼んでいます。

研究室

 さて、データも集まり、執筆活動です。せっかく手塩にかけて、集めたデータ、それをコンピュターソフトを屈指して解析していきます。野外調査に出かける時点で、何が問題か?、今はどうなっているのか?、何を調べればいいのか・・などは決めていますけど、この部屋でさらにデータを整理し、ダイエットさせ。新たな知見は何か、そしてそれが何を意味するかを研きすぎませ、究めていきます。研(とぐ)と究(きわめる)を合わせて研究という言葉。職人ですなぁ・・・・この部屋にいると、時間が分からなくなります
 行き詰まったら、離れましょう。ご主人様は「発酵させる」と言っています。一度、他人のふりで離れると全体が見えてくるらしい、何に詰まっているのか、何が障害か、だいたい行き詰まっている場合、しょーもない、本論とはずれた事項に、こだわり、縛られていることが多いらしい。一度、放置し「発酵を待つ」ことが大事のようです。たぶん、研究以外にについても同じでしょう。煮詰まったり、行き詰まったら、離れる。突破口が見えてきます。たぶんね

 このような研究を通して、その研究対象にとなる植物と関連がある物が集まってきます。また新たな知見により、情報も集まり、それらの蓄積は植物園の財産となります。それらを整理し、来園する方々「美しい花、おもしろい植物、驚愕するような形態とシステムを持つ植物」提供するためには、日々、情報収集と研究活動が必要なんです。
 仮に、富山県中央植物園から研究活動が消失したら、Botanic が消え去り、単なる Garden となり、発展もなく、去年と同じ、3年前と同じ、面白植物もなく、その解説もなく、情報の提供もなく、なんとつまらない、単なる Garden になってしまいます。Garden とは違う、「学び、楽しみ、憩う」場を提供することを求め、職員は奮闘しております。Botanic がつく植物園とそれに関わる様々な事柄を植物園を訪れる皆様に提供することが職員たちの誇りらしいです

             みんな、あなたが嬉しいと、わたしも嬉しい  と思うんです。

暴風の片付け
先日に日本列島を吹き荒れた暴風はすごかったですね、爆弾低気圧と呼ばれていました。
ほぼ台風かそれ以上の暴風でした。テレビでは、大型トラックが横倒しなり、屋根が吹き飛ばされ、大きな被害が報道されていました。
植物園にいても風の音がすごく、怖いくらいでした。風がおさまり、園内を巡回していると、数本ですが倒木がありました。
根お越し
倒れた樹木に共通しているのは、植えたばっかりで、根張りが不十分か、何らかの原因で活力が衰えて、根が腐って風に耐えられない状態のものでした。 人生もしかり、「地面にしっかり根をおろして、構えないと」、突発的な試練に耐えられません。
枝折れ2
桜並木では2本のソメイヨシノの太い枝がポッキリと折れていました。来週から開催するさくらまつりを前に2本でよかったです。
撤去
さぁ、被害の確認も済んで、展示園担当職員は大忙しです。倒れた木を起こし、支柱を立て、折れた枝を切り取り、園路に散乱した枝を集め。1週間はかかるでしょうか。また倒れていなくとも、強風で危険な状態になっている木などもチェックしなければなりません。さくらまつりまでに、大急ぎで片付けです。
最近、大地震、大雪に見舞われ、そしてこの強風と、「自然災害が多いなぁ」感ずるのは私だけでしょうか・・、災害に備えて被害を最小にするよう日ごろから準備を怠らないようにしなければ・・・・・「天災は忘れた頃にやってくる」、最近は忘れる間もなくやってきているようだ・・・・

自宅玄関のドアが風に煽られ、閉まらなくなってしまった


ばいばい OKINAWA
1泊4日の帰省も終わり、故郷沖縄から富山に戻ります。ヤシの葉をさやさやと揺し、耳元を過ぎ去る爽やかな風ともしばらくお別れです。1泊4日???、2泊は実家、1泊はホテルで、合わせて3泊です。最近は帰省旅行パックがあり1泊10日というものもあります。
エメナルドビーチ
青い海と白い砂浜とも、しばしの別れです

マンタ
空を飛ぶように泳ぐマンタも元気でね

身近な沖縄の植物達のお話しもしましょう。

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これはガジュマル、沖縄に行けば、どこにでも生えています。太い枝から垂れているのは気根です。気根は初めは、ごく細いですが、互いに絡み合い太くなって幹のように樹皮が発達します。地面に達すれば幹と区別が付かなくなります。ガジュマル実
これはガジュマルの実です。パチンコ玉くらいです。ガジュマルはイチジク属の植物で、イチジクは「無花果」と書きます。花をみることはなく、結実するので「無花果」と書かれるんでしょうか。 しかし花がないわけでなく、花は玉のような果実に中にあります。ガジュマルの果実にはイチジクコバチという昆虫が生活していて、イチジクコバチは花に産卵して、そこで生長する。成虫の一部が他の花へと移動する際に、花粉の媒介が行われるのです。イチジクコバチが出入りすための小さな穴が果実の中央にあいています。このイチジクコバチの仲間はイチジク属の植物の種類ごとに決まっています。まるで鍵と鍵穴のような関係となっています。
この実は小鳥たちの大好物、夜はオオコウモリ(翼を広げると1.5mくらいになるでかいコウモリです)が木に群がり、ギャーギャーと大騒ぎで食べています。それらの動物たちは、あちこちでうんこをし、種がばらまかれていきます。
ガジュマル実生
岩やコンクリートの割れ目、石垣などでも発芽し、その大きくなっていきます。長い時間をかけて気根をだしながら生長し、岩を割り、コンクリートの壁を破壊し、石垣を崩していきます。この種子が他の木の上で発芽すると、その気根で、大家さんを絞殺してしまいます。
絞殺し植物
別名「絞殺しの木」とも呼ばれています。ガジュマルという名の由来は、気根で他の木に「絡まる姿」が訛ったという説と、「台風から守る→かぜまもる→ガジュマルとなった説があります。個人的には後者の説が好き!大きなガジュマルにはキジムナーという木の精が住んでいると言われます。背丈は小学校低学年程度、髪は茶髪、すもうが強く、魚の目玉が大好き。そしてオナラが苦手のかわいい奴です。過去に、キジムナーに金縛りされたことがあり、存在を信じています。あまり悪戯がひどいと、ガジュマルに五寸釘を打ち込むと、反省しおとなしくなるとか、ガジュマルの木の周りに砂を敷き詰め、呪文を唱えると、姿は見えないが足跡がでてくるとか(プレデターか?)。残念ながら姿は見たことがないのです。でも存在を感じたことはあります。

ミフクラギ
これは、オキナワキョウチクトウというキョウチクトウ科の植物です。花は夜咲きで、いい香りがします。海岸に普通にみられる植物です。別名「ミフクラギ」とも、これは沖縄の方言名「ミィフックワギー」に由来しています。この植物は枝や葉を傷つけると「乳液」が出てきます。これには毒があり、手で触れて、気付かないうちに目で触ろうなら、目が腫れあがります。これより「目が腫れる木=み(沖縄では目のこと)ふっくわ(沖縄では腫れること)の木)と呼ばれるようになった。小学校のころ、この毒を生かし、干潟の潮溜まりで、この木を叩き、毒を流して魚を捕まえたもんです(今は禁止です)。インドなどに生えている近縁種のオオミフクラギの毒は強烈で、毒殺や自殺に用いられ、英語ではSuicide tree 自殺の木と呼ばれています
カニステル
近所の庭に、黄色い実がたわわに実っていました。これはカニステルという熱帯果樹で、食べれます。味は、水分のないカキってかんじでしょうか。はっきり言いまして、おいしくはない。熱帯果樹は美味しいと思えるものは少ない。マンゴー、ライチー、マンゴスチンは少ない日本人好みの熱帯果樹でしょう。
これらの植物は「富山県中央植物園」で見ることができますよ
きしもと食堂
せっかく、沖縄に来たので、「沖縄そば」を食べてきました。沖縄そば屋は「おいしい店」と「すっごくマズイ店」がはっきりしています。「沖縄そば」は脂っこいと思っている人々は、ハズレの店でしたね・・・・・、この「きしもと食堂」は創業120年、小さく、ボロイけど味は折り紙つきでおいしい、さっぱりとしたカツオ出汁に、ツバキ科の樹木であるイジュを薪として得られた灰を「かん水」として使った麺は最高です。人の家みたいな店内、20名で満席、席の都合がつかない場合は店主の仏壇の前で食べることもあります。ボロく狭い、古びた店ですが、このままでいてほしい店です。
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帰りの飛行機でパチリと撮影、手前の島は伊江島、日本の総理大臣は「伊江島」を「硫黄島」と間違って認識していたらしい、今普天間基地の移設でもめている地域の近くで、島名を間違えるとは、けしからん。伊江島は怖い怪談がある島でもあります。その話は次の機会で。上の島は沖縄本島の本部半島です。先っぽが、美ら海水族館がある場所です。

次は何時、故郷に帰れるのか、わかりません。お金も掛かるし、仕事の調整も必要だし、簡単に帰れる場所でない。でも、できるだけ沖縄に帰ろうと思います。躊躇していたら、きっと後悔する。後悔することをわかっていて、なにもしないのは愚かです


ウチナー旅行記パート2
マングローブの植物たちにも再開し、元気でやってるか・・と言葉を投げかけられてようでした。沖縄の中南部はサンゴ礁が隆起したもので、琉球石灰岩と呼ばれている石灰岩地帯です。石灰岩地帯の多いのは「鍾乳洞」、雨水に含まれる二酸化炭素で、石灰岩が溶かされ、地中で空洞となった場所ですね。
ガマ_convert_20120403203321
中南部にはいたるところに大小の鍾乳洞があります。昔は自然のお墓とし、その昔は住居として利用されていました。先の戦争では、鉄の雨と称された、アメリカ軍の艦砲射撃から逃れ、たどりついたこの洞窟でも、きっとさまざまな悲惨な出来事があったでしょうに・・・・・ 洞窟の鍾乳岩は不自然に割れて、箸の先でくり抜いたような穴の奥には、きっと弾が入っているでしょう。鍾乳石に刻まれた放射状の傷は、炸裂した手榴弾の跡にしか見えない。 いくつの命が、ここで失われたのかと思うと、心が痛みます。こういう場所では、「気がワサワサしてきます」。今では観光客相手のライブハウス、カフェテリアですが、参加している人は平気なんでしょうか。「気がワサワサしないんでしょうか」不思議です。

 鍾乳洞は、湿度もあり、温度も一定、そんな環境が大好きななのは「毒蛇のハブ」です。 写真両側のたくさん生えているサトイモのような植物はクワズイモです。葉や根の細胞の隙間に「硝酸カルシウム」の結晶を作り、食べると口の中が、えらいことになります(下手すると血だらけです)。ガラスが入ったイモを食べるようなものです。なので「食わず芋」という名がついています。このクワズイモが生える場所は、ハブにとってもとっても居心地がよい場所。そしてクワズイモは赤い実をつけ、それを食べにネズミや小鳥がやってきます。これはハブにとって恰好なごちそうです。この植物がある場所は要注意!!ここで夜にライブするのか?それは危険キマワリない。誰かかしか、ハブの毒牙の餌食となるでしょう。
 やはりあったか、ハブ取り機
ハブ_convert_20120403201240
 ハブも一所懸命生きています。互いに知り合えば、咬まれたりすることもないだろうに・・・。ちなみにハブが出没するのは、夕立後の湿った夜です。そして、サトウキビ畑の歩道を歩いていはいけません。車道を歩きましょう。歩道を歩いていると、パトカーのお巡りさんから「そこの歩行者、車道を歩きなさい」と、スピ-カーで怒られます。車道で車にはねられるより、ハブに咬まれる確率が高いのです。なんたって、酔っ払い運転でなければ、ヘッドライトに照らされた歩行者を車のほうでよけますから。ハブはよけません、パクッです。あとは救急車にのり、えらいことになります。その話は今度の機会に・・・・・

コモウセンゴケ_convert_20120403201948
久々に、発見!食虫植物のコモウセンゴケです。小学校のころ、発見し、学校の図書館で調べ、種名が「こもうせんごけ」はぁ?「肛門せんごけ」??、なんという名じゃと、ずっと思っていました。
 大学生となり、縁があって植物形態分類教室に所属し、大好きな先生に「肛門センゴケではない、小さいモウセンゴケなので、コモウセンゴケ」と教わりました。持論を話したところ、「お前の発想は、面白い、これを末永く大事に、抱きしめ、決してなくさないようにしなさい」と褒められたのか、笑われたのか、今は亡き先生に問うこともできません。できればも一度会いたい。いつか私も必ず先生の方へゆっくり行きますので、首を長くして待っていいてくださいと、「肛門センゴケ」を見るたび思います

ウチナーの旅
スタッフの沖縄旅行(帰省です)の報告です。
 彼は沖縄から富山に来て早20年です。 冨山も変わりましたが、故郷沖縄の変化は半端ではありません。新しい道路ができ、景観も大きく変わり、帰るたびに浦島太郎状態です。車でいたずらに旧道を走ると、遠回りになってしまう。滞在時間が限られているので、早々に目的地に着きたいが、旧道には、沖縄らしい素朴な風景がある・・・・カーナビを無視し、「リレーット検索中です」のアナウンスをバンバン鳴らしながら、ひたすら旧道を走るんです。さて家族連れなので、やはり、目的地は美ら海水族館です。
水族館_convert_20120403201708
とても大きな水槽で、ジンベイザメは超巨大で、圧倒されます。日本全国でいろいろ水族館あり、ジンベイザメが飼育されていますが、この迫力は美ら海水族館だけでしょう。
ミーバイ_convert_20120403201628
水槽にへばりついているのは、本土では「クエ」というやつでしょうか?沖縄では「ミーバイ」と呼ばれ、高級魚です。小さいころ、父が「大きなミーバイは、、おぼれ死んだ人を頭から咥え、少しづつ食べてしまう」と聞かされていました。人を食おうと、おいしいものはおいしいので、小さいころから食べていました。刺身は最高です
イルカ_convert_20120403201851
 はい、美ら海水族館定番のイルカショーです。一日3回あります。イルカは知能が高いらしいが、アジ、サバ、イカ餌に、毎日同じショーをさせられて、嫌にならないのでしょうか。すぐ隣は海です。自由な海に帰りたくないのでしょうか。やはり、楽して餌をもらえ、天敵のいないプールがいいのでしょうか・・・・。俺は、野良犬みたいに、ふらふらが好き、でもご主人さまも好き、どうしたらいいんだぁ・・・と悩む。イルカも同じように考えているのか。 漢字では海豚と書かれているようだけど、セクシーな流線形の体と、すさまじい運動能力、そして愛らしい目は、豚とは程遠いではないかぁ、最初に海豚と表記したやつの気がしれない。トリトン、フリッパーに失礼である(おっと年がばれる。)
マングローブ_convert_20120403201435
 植物園スタッフですの、やはり植物に目が行きます。水族館もいいですが、やはり興味対象外で、すこしつまんない。家族から文句言われながらも、どうしても植生を確認したい。故郷の植生が、今どういう状態なのかを確かめたい・・・・・。そんでもって、まずはマングローブです。マングローブという名の植物はありません。マングローブとは、海と川が出合うところ、汽水という場所の植生を意味します。ちなみに沖縄のことわざに「やま、はぎねぇ、うみはぎん=山が荒れると、海も荒れる=陸地が砂漠化すると、海も砂漠になる」というのがあります。昨今サンゴが死に、海の砂漠化は、昔から知られていたことなんですねぇ、マングローブは亜熱帯~熱帯地域に分布する植生で、日本では奄美大島以南で見られます。さてそこには非常にユニークな植物がみられ、その代表がヒルギの仲間でしょう。奥のタコの足みたいな根をだしているのがヤエヤマヒルギです。手前はオヒルギです。この2種が確認されるのは、沖縄本島でも2か所程度です。オヒルギのタコの足の根は「砂地で体を支える役目をする支柱根」、オヒルギは「砂地に所々から根を一部」を出します。これが足の膝のように見えるので、膝骸根」と呼ばれています。汽水域は泥ですので、オヒルギは根が窒息しないように、根の一部を膝を曲げたように地表に出して呼吸しています。近くに20年前に調査した際確認された「マヤプシキ」1本が確認されました。おぉ・・まだ健在だったか・・・古い友達に会ったかのようでした。上流にはダムが建設中です。何時までのそのままの姿でいてくださいと願うばかりです。
メヒルギ_convert_20120403202503
上の写真のお箸のような棒はメヒルギの種子(厳密には果実)です。ヒルギ類の種子は親の木に付きながら、すでに発芽しており、親の木から種子をスッポンと抜くと、すでに、双葉が出ています。なので、ヒルギ類の種子は「親の木に付きながら、すでに発芽しているので:胎生種子」と呼ばれています。満潮時じ落ちれば、遠く潮に乗り漂流の旅へ、干潮時に落ちれば、親元近くで生活。富山に来たスタッフは満潮に時に落ちた種でしょうね。遠く北陸までたどり着きました。ちなみに、メヒルギは沖縄本島で少し大きな川の汽水域に行けば、普通に生えています。沖縄旅行で、汽水域で「あれは、メヒルギ」と思えばまず間違いないでしょうが、確認のため、タコの足はない!膝のでっぱりはないと忘れずに
プレコ_convert_20120403202439
干潟で魚の死体発見!、これはプレコではないか、それも30cmを超える大物。元来琉球には生息していない魚種です。昨今、琉球の河川では、外来魚が大繁殖し、在来の種のニッチを脅かしているらしい、とくに狭い島嶼生態系は外来種による撹乱には丸腰状態です。知り合いに聞けば、近くの川に腐るほど泳いでいるらしい、。そのうち古代巨大魚のピラルクーまで、出てきたら。琉球列島の水系動物生態系は壊滅となるのではないかと心配しているところです。外来種の今後の動向が危惧されます。調査を急ぎ、対策を施さないと、だいたい気がついたときは手遅れだぞ・・・・

 




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