バックヤード・Backyard
富山県中央植物園スタッフの奮闘をお伝えます。
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パイナップルの食べ方
 さて、今週の木曜日(休園日)の様子です。今回は熱帯果樹室の剪定です。剪定というよりは、間引きです。熱帯果樹室で、これまで開花・結実しない樹種を取り除くか、小さく切り詰めます。特に、乾期と雨季がはっきりしている原産の熱帯果樹は、結実が困難です。温室内で乾季・雨季をつくると、他のが枯れてしまいます。

切る場所で悩む 切る場所決定

 苦渋の決断で、バッサリとやっちまいました。でも大丈夫、ちゃんと、鉢植えで、同じ種類の果樹を補欠で確保しています。乾季・雨季は鉢植えで、水やりを加減し結実させます。(うまくいきますように・・・・)


 身近なトロピカルフルーツといえば、パパイア、マンゴ、バナナ、そしてパイナップルです。先日我が家ではパイナップルをいただきました。パイナップルを頂く作法を紹介します。まずは、スーパーで購入する際「頭を切り落としますか?」と聞かれたら、自信満々に「結構です。ワイルドだろぉう・・・」と言いましょう。この頭の部分を付けて買うのが、正当なパイナップルを楽しむ流儀です。この頭がないと話になりません
 
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 パイナップルはお尻から熟していきます。家で、パイナップルのお尻の臭いをかぎます。お尻がパイナップルカクテルと同じ香りがしたら食べごろです。

パイナップル準備

 そして、まな板とよく切れる包丁(切れない刃物ほど危ないものはない)を用意します。

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 バッサリと打ち首です

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 四等分し、中心の芯を落とします。芯は硬くて、繊維質ですが、しっかりパイナップルの味がします。芯は凍らせて果汁100%のパイナップルアイスバーになります。

パイナップル芯とり 細切れ

 皮と身を切り離します(魚の三枚おろしの要領です。三枚おろしをやったことがないは論外!パイナップルで練習し、イザ、鯵、鯖、最終的にマグロ解体にチャレンジしましょう)。そして食べやすい大きさに切り分けます。
 パイナップルはお尻から熟します。つまり、頭ほど酸味が強いので、頭から食べれば、どんどん甘さが増し、おいしく食べれます。なので、食べる時には、頭が付いている方から食べましょう。逆では、酸っぱさを強く感じることになります

おいしく頂きました。おや、おや、

パイナップル頭

 さらし首のようになった、パイナップルの頭はどうしましょうか?。生ゴミに出すか?それでは店員に「ワイルドだろぉう」と言った意味がありません。それではただのアホです

パイナップル頭2 葉をむしる
 
 果肉が残っている部分をきれいに切り離し、さらに、短い葉っぱをむしり取ります。

根が出ている

なにか、茶色いイボイボが、現れました。このイボイボは根です。完熟したパイナップルは大体、このように発根しています。

パイナップル植える

 これを、赤玉土(小粒)を入れた直径10cm位の鉢に「ぶっ挿します」。一月程度、日陰に置き、水やりは鉢の表面が乾いたら与えます。 2か月もすれば根が鉢の周りに伸びて、パイナップルの頭から新しい葉が伸びてきます。そうしたら終日ひあたりの良い場所に出します
 富山ではこれから夏を迎え、パイナップルの挿し木にはもってこいの時期です。意外に丈夫ですので、冬越しは室内の明るい場所で、水を極力控えれば越冬も可能です。 実をつけるまではどうかって???試したことがないので、わかりません

 パイナップルの頭は観葉植物として利用できるわけですから、頭を生ゴミとするのはもったいない。例え失敗しても、元々生ゴミ行きでしたので、惜しくもありません。ここまでやって「パイナップルの正しい食べ方」となるのです。一度お試しあれ、そしてスーパーの店員さんには「頭もつけてくれ!ワイルドだろぉう」を忘れずに














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パラグアイオニバスの鉢上げ
4月26日に、発芽が確認されたパラグアイオニバスですが・・・・

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 約10日後の5月5日では、ぼっさぼっさになっています

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 鉢の表面にでていた「もやし」から、矢じり形の葉が2枚でてきました。この葉は沈水葉で、水中にあります。その2枚の沈水葉の付け根からは、水面に浮く葉、浮葉が伸長してきます。すでに浮葉をだしている株もあります。もう鉢上げのタイムリミットです。ゴールデンウィークにかち合うとは、来年は種まき日を考えなければなりません。他の行事もあるので、行事に行ったり、植え替えに栽培温室に行ったりで「てんてこ舞い」でした

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 元気で、立派な苗が得られました。その数、なんと約300個体、途中で枯れてしまうものを考慮しても200株は準備できそうです。50個体もあれば、植物園の池の半分は葉で覆い尽くされます。一度でいいから、植物園の池をすべて葉っぱで覆ってみたい。池は100m×100mの面積あります。すべて覆い尽くせば、葉の上を歩いて、向こう岸まで行けるかも?、稲葉の兎みたいに・・・

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 のんきな種は、これから発芽する途中でしょうか。このような状態の種子が100個ほどありました。

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 数が数だけだし、さらに、ずんずんとすごいスピードで大きくなりますので、3名で朝から夕方まで、3日かかりました。もたもたしていると、大きくなりすぎて、作業が困難になりますので、大慌てでやっちまいます。後は、次々と葉が展開するのを待つだけです。最初に鉢上げしたものから今日で1日経ちましたが、しっかりとしていますので、この後の経過も大丈夫でしょう

 6月頃には、直径30cmの葉が5枚となり、2回目の植え替えを行います。1ヶ月後には、またしても大作業となるでしょう。

オオニバスに乗ろう

着々と準備が整っています。夏休みには「必ず」子供たちを乗せます。お楽しみね。富山県中央植物園では50株もあれば十分なので、残りの約150株は、全国の植物園のうち、要望がある園へ、お嫁に出します。そこで、元気に育って、夏に当地の子供たちを乗せてあげてください

春のラン展始まる・・・
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 なにやら、「もやし」みたいな物が、鉢の表面に生えています。実はこれ、あのパラグアイオニバスの芽生えです。4月16日にまいた種が、4月24日に出そろいました。やっぱり丁度1週間。これまでのデータ通りです。最も難しい所をクリアしました。 
 後は生長に合わせ、植え替えていきます(ここが腕の見せ所、コツがありますが、それはヒ・ミ・ツ)。後3カ月で直径1.5mの葉に生長するとは誰もが信じられないでしょう。このような状態の鉢が4個あり、合計で約200株の苗が得られそうです。当園では200株も要らないので、日本全国の植物園へ譲渡したいと思います(ふっと腹だろぅ・・・ワイルドだろぅ・・・・)。

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 明日5月3日から6日まで、「春のラン展」が始まります。綺麗で、迫力あり、香りがよいランの共演です

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 今日(5/2)朝から、会場設営が始まりました。長ぁぁああああああい、テーブルには何もなく、ラン協会の皆さんが、鉢皿を並べていました。
 ラン協会の会員様たちは、いつも親切です。重鎮最高齢(90歳)の方とは、かれこれ10数年のお付き合いとなります。毎回、顔を合わせるたびに、「キシリトールの飴」をもらいます。もしかして「キシリトールの飴」が長生きの秘訣なのか??。午後にはすっかり、長ぁああああああいテーブルが出展ランで埋まりました。いい香りが漂っています。

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 栽培温室にある、樽のような鉢から、白い物体が顔を出していました。これは「ゾウコンニャク」のつぼみです。ゾウコンニャクはインドから東南アジア、パプアニューギニアに分布し、高さは3メートルになります。地中の「イモ」がゾウの足に似ているので「ゾウコンニャク」と呼ばれています。サンライトホール前には、他の種類の開花したコンニャクが展示されています。この花が(正確には花序=花の集まり)、ものすごく「臭い」。下水のにおい。鼻が曲がります。ゾウコンニャクはゾウがつくくらいなので、臭さもヘビー級なのか、あまりの臭さに「めまい」するかもしれません。
 臭いコンニャクですが、話のタネにはピッタリ!。コンニャクの花なんて、めったに拝めるもんでもありませんし、コンニャクは身近な食べ物でもあるんですから。その悪臭の後に、サンライトホール内の、ランの爽やかな香りを楽しんでください。

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 屋外展示園のボタン・シャクヤク園ではボタンが見ごろとなっています。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリ」と言えば美人を表現する言葉で有名です。ボタンとシャクヤク、ユリは花が、でっかく、大味で、存在を強くアピールしているイメージがあります。
 個人的には、さりげない、素朴な美しさに心惹かれます。そう!「にっこりタンポポ、のんびりヒメジョン、そして何時も明るいヒマワリ」かな・・おっと全部キク科ですね。

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 大味で、艶やかなボタンの花を快適に、観賞していただくためにも、職員はいろいろ工夫します。支柱を立てたり、肥料を与えたり、近くで鑑賞しやすいように、周りを整備したり・・・と。この時期の屋外では、次から次へと、開花のラッシュです。でも、訪れた方が「花を見て、いいわぁ・・」と思えたら、それで満足なのでした





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