バックヤード・Backyard
富山県中央植物園スタッフの奮闘をお伝えます。
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トウカイコモウセンゴケ
ハイサイ!調子にのって、すぐに更新です。この間、トウカイコモウセンゴケ保全のために、できるだけ多くの個体を植物園に避難を目的に自生地から移動させました。
トウカイコモウセンゴケ
この溝の壁面にトウカイコモウセンゴケが生えています。場所は秘密です!  この場所は開発のため造成されるらしい。そうすろとトウカイコモウセンゴケはこの場所から絶滅です。富山県内でトウカイコモウセンゴケの生育地は数か所もあるでしょうか、ここは最も大きい規模の自生地でしたが・・・・残念です。

で!トウカイコモウセンゴケってどんな植物なのか

トウカイコモウセンゴケ

トウカイコモウセンゴケは小さな蠅や蚊などを捕まえて食べてしまう食虫植物の一つです。葉っぱにネバネバの液を出して、虫を捕まえます。大きいものでも500円玉くらいのサイズしかありません。このトウカイコモウセンゴケはモウセンゴケとコモウセンゴケの中間的な形をしていることから、2種の雑種に起源する種であると考えられています。

トウカイコモウセンゴケ自生地
みんなで手分けして、スコップで土ごとはぎ取っていきます。この後植物園のバックヤードで保全し、生育に適した自生地が見つかれば、自然に帰したいところですが、そう簡単ではないでしょう。 トウカイコモセンゴケが好きな環境は一体どんな環境なのかは、詳細に調査しなければわかりません。この一帯からトウカイコモウセンゴケが消失することは、トウカイコモウセンゴケと関係している他の生物達の絶滅も意味します。
開発に下、そのエリアから貴重な動物や植物だけを移動すれば、保全したことになるのでしょうか?その場所で息づく生き物たちは、その場所で生きてきた証を遺伝子に刻まれています。場所から移動させることは、新たな場所の生き物達(近い種類や同じ種)の生きてきた証を乱してしまう結果を招きかねません。これも立派な自然破壊といえるでしょう

本当は、この自生地の一部でのいいので、残しておいてもらいたいものです。
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大停電
ハイサイ!久しくブログさぼってました・・・・
富山は冬雪が降り、植物園は暇な感じがしますが、冬がいろいろ忙しいのです。来年度の行事計画や1年間の研究成果を論文にしたりなどなど、季節関係なくいろいろあるんです。と言い訳しちゃいます
では、最近の出来事として。

大停電です。

2月13日に植物園の電気関係メンテナンスのために、園内の電気がストップされました。
停電事務所
管理事務室は薄暗く、コンピューターも使用不可、唯一バックアップ電源につながっているコンピュターだけ使用できました。ノートは付属のバッテリー頼りです。暖房もシャットアウトなので、事務所には昔懐かしい灯油ストーブを置いて暖をとります。電気がないと本当に何もできないです
停電変圧室
変電室に工事の様子を見に行きました。通常出入りすることはなく、中はどうなっているのか、常々思っていたところです。
停電作業
工事のおじさんが、一生懸命作業中です。この作業が終わらないことには、植物園は動きませんので。作業の邪魔になるので声は掛けず、よろしくお願いしますと小さくつぶやきました
高圧危険
「高圧危険」の警告!一体何ボルトの電圧でしょうか。一発で丸焦げになること間違いなし。近づかないことが賢明です
停電温室
熱帯温室では、植物たちが寒がらないよう灯油ストーブをフルパワーで焚きます。職員は、服を着れば何とかしのげますが、植物に服を着させることはできません。もうしばらくの辛抱です。
朝9:00から始まった作業は午後3時頃に終了。温室の植物も痛みもなく、よかったです。工事のおじさんありがとう。

GOOD JOB!


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